小ネタ集

  • キャラメイクに使っても良し、ここに記載された情報を元に改変しても良し。
  • 所謂俺西京まとめです。参加者の創作性を縛る意図はありません。

種族

  • 華国に存在する妖怪の中でも特異性がありそうな種をピックアップしてみました。

 

僵尸(きょうし・きょんしー)

古くは道士に術を施され、墓地より出でた動く死体、ゾンビに近い存在として伝承されていた者たちです。皮膚は蒼白及び痣色をしており、視力がとても弱く、代わりに聴覚や嗅覚が発達しています。湖南省の東部には僵尸たちが多く棲む集落が確認されており、彼らには人に従属し生活する文化があります。一人に従い、一人を慕い、時には守り、愛す。従順で献身的傾向のある妖怪です。

 

また、一部では「政府指定地下特別区域-龍の巣」には彼らに似た風貌の者たちが存在しているらしいとの噂も有ります。

 

 人魚(にんぎょ)

 華国の長い歴史の中で、人魚の血肉は人間が不老不死へ至る為のアイテムとして度々伝説に語られてきました。一時は人身売買の主要商品として誘拐・拉致される者が多く出て、社会問題になりました。国の厳しい取り締まりによりそれらは減少し、今ではほぼ人魚を商品として扱う組織は解体されましたが、彼らのコミュニティーの中では今なお哀しく恐ろしい歴史として語り継がれているようです。

 

場所

桃源郷(とうげんきょう)


華国で最も有名と言っても過言では無い理想郷。四世紀頃にとある漁師が渓谷に迷い込み発見しましたが以降は辿り着くことが出来ず、長きに渡り架空の土地とされてきましたが三十年ほど前の調査で湖南省の洞庭湖より沅水を遡った先の洞窟を抜けた先にその存在が確認されました。名の通り年中桃の花が咲く暖かな村で、現在も閉鎖的ながらコミュニティーが成り立っており政府による保護地域となっており観光客の立ち入り制限がかかるほど美しい場所です。

 

木魂(木霊-こだま)や彭侯(ほうこう)、柳女(やなぎおんな)など、花や草木にまつわる妖怪が多く棲み、街では桃源郷に強い憧れを持つ者も多く見られます。

 

蓮花医院(れんかいいん)

 

 桃源郷の一角にひっそりと存在する私設医院。

華国の医療分野において名を馳せた三眼(さんがん)を院長に結核の末期患者の為のサナトリウムとして機能していた。

 

三眼の死後、蓮花家長男である安天道に莫大な遺産と共に引き継がれ、現在はと共に過ごす個人的な研究の場となっている。周辺には翡翠色の蓮池と竹林が広がり、昼夜問わず霧が発生。時折、子供のたちの笑い声が聞こえてくる。

 

深華路駅(しんかろえき)


天津地下鉄壱号線に存在する駅。日常的に使用されている主要駅の一つですが、駅構内及び駅周辺には政府指定地下特別区域-龍の巣」へ繋がる通路が武装警察隊の調べにより確認されています。これらは閉鎖されておらず、定期的に行われる龍の巣の調査の為に使用される通路になっています。


文化

祭事

 

春節祭(しゅんせつさい)

旧暦の正月に行われるのが春節祭です。新たな年を迎える為のお祭りで、新暦の正月よりも盛大に祝います。大晦日には家族や親類を集めて食事をし、赤や朱色の提灯や灯篭と共に縁起の良い言葉を綴った短冊を飾ります。

 

元は年の初めに暴れる魔物を追い払う為、大きな音を立てたり、鮮やかな赤色を使ったと言われており、今日では爆竹を鳴らし、花火を上げ、街中を赤色で飾って魔を払い、一年を健やかに過ごす為の祭りとなりました。

また、対となる中秋節(ちゅうしゅうせつ)は闇夜に浮かぶ月を見ながら月餅という菓子を食べて、菊茶を飲み、秋の豊作と月の女神に長寿を願う習わしです。

 

七夕祭(たなばたさい)

天照国でも有名な七夕は華国でも同様に馴染み深いイベントです。星を模した飾りが街を飾り、子供たちが笹の枝を持って近隣の家を巡りお菓子と笹飾りを貰います。祭りは七日間行われ、初日に上げられた花火は伝統技術により七日間消えることなく華国の空を彩ります。